**************タルトタタンのエピソード**************
19世紀 タタン神父さんはお得意のアップルパイを作っていました。
ちょうどオーブンに入れたとき、なにやら表が騒がしい。まどからのぞいてみると、王様の行列がお通りになるらしい。見逃しちゃ大変と飛び出したタタンさん長い長い行列に見とれて、オーブンのパイのことすっかり忘れてしまいました。
キッチンのドアを開けたとたん「シマッタ!」大慌てで、オーブンから出したアップルパイ。あちちとテーブルの上にひっくり返してしまいました。底のほうのパイ皮は型に焦げ付いて、キャラメル色のりんごがむき出しです。
がっかりしたタタンさんですが、「ちょっと待てよ、やけに良いにおいだぞ」そこがタタンさんの偉かったところです。一口失敗したアップルパイ、いつもの何倍もおいしかったのです。
~「家で楽しむウイークエンド」王由由さんのタルトタタンから~
そんなタタンさんのタルトタタンを焼いてみました。
王由由さんとおなじくマーガレット型で。
バターとグラニュー糖のうえにりんごを並べて直火でキャラメル状にします。
そのうえにパイ生地をのせてオーブンへ、焼きあがったらひっくり返します。
お客様とお話をしている間にうちのタルトタタンもタタンさんのように・・焦げました^^。
これは狙い通りなのか、行き過ぎなのか・・・不明^^;
見た目どおりちょっとビターなキャラメルの味でした。
でもマーガレット型で切り分けるとハート型に。
ハートに喜ぶのは5歳も35歳も同じ♪
お客様とうちのおやつになりました。